『Big Walk』レビュー

迷子センターはありません

みなさ~~~~ん!!!!
パズル、好きですか~~~~~!?!?!????

パズルゲームが大好きな君も、そうでもないキミも、『Big Walk』に挑戦だ!!

今回は2~12人プレイ対応のオープンワールド協力パズルゲーム『Big Walk』を紹介していく。

と、言うのは嘘で。

実際、このゲームを既存のジャンルに当てはめるならば、オープンワールド協力パズルゲームと呼ぶことになりそうだが…これがイマイチ相応しく思えない。

広大な島でパズル要素のあるアトラクションを探して巡っていく、バーチャル・アミューズメントパークと呼ぶのが個人的にしっくりとくる。

ということで、今回は2人から12人まで楽しめるバーチャル・アミューズメントパーク『Big Walk』を案内していく。

それでは、いってらっしゃ~い!!

パークの楽しみ方

Big Walkは島一つを丸ごと使った広大なパークだ。
友達、恋人、あるいは家族と一緒に童心にかえって楽しもう!

雑談しながら島内を探索し、見つけたアトラクションにチャレンジ!そして報酬を持ち帰る…というのが基本のサイクルになる。

・アトラクションを楽しもう!

まずはこのパークの肝であるアトラクション!
仲間と協力してパズル要素のある施設に挑もう!!

ゲーム内VCを活かしたものが多く、中でも頻出する基本のギミックが『音を遮るガラス窓』だ。

これを使った初歩のアトラクションとして、【ピクトグラム】がある。

Aサイドには人間が様々なポーズをしているパネル群とそれを嵌める場所があり、Bサイドでは正解の並び順が確認できる。
お互いの声が聴こえない状態で、ガラス窓越しに腕を上げたり体を回したりして意思疎通を図り、正しい順番で設置できるとクリア。

こういった課題の分かりやすいシンプルなものから、その応用編や、一見して何をすればよいのか分からないものなど…沢山のアトラクションがあるぞ!

「これやばそ~」と呟きながらギミックを確認して、理解した瞬間「うっわこれサイアクだ!!」なんて叫んじゃったりして、仲間と一緒に攻略法を打ち合わせよう!

逆に事前の打ち合わせどころかアトラクションの内部すらも確認していない状態でいきなりギミックを作動させて、その場のノリでチャレンジしてみるのも楽しいぞ!

クリア後に合流して「アレやばかったね~」「なんでこれでクリアできるんだよw」などと、プレイ中に起きた出来事を話し合いながら歩き始める瞬間が良いんだ…。

・探索を楽しもう!

そしてもう一つの肝が探索だ!
お散歩楽しいねぇ~。

島内はとても広くて起伏も激しいので、仲間とはぐれないように気をつけながら探索しよう!
遠くにいる人には声が届かないゾ!!(現実のTIPS)

島内には拠点として使えるタワーが点在しているので、土地勘が掴めない内はそこから辺りを見渡して行き先を決めることになるでしょう。

上のスクリーンショットにもいくつか映っているけれど、意味のあるものやアトラクションなどは分かりやすく原色になっているので安心!

目的地に向かう途中、視界の端に原色が見えた瞬間「なんだあれは~!!」と勝手にダッシュして寄り道しまくろう!目的地にたどり着けなくなるまでがセットだ!!
ちなみに調子に乗っていると普通にはぐれて迷子になるし、2人プレイだと絶望感が凄いぜ…。

通りがかったクリア済みのアトラクションを見て思い返したりと、ゲーム内で蓄積した体験によって探索中の雑談に花が咲くのもこのゲームの魅力だ。

・報酬を楽しもう!

でも、淡々とこなしていくだけじゃつまらない!
ゲームなら頑張った分の報酬がほしいよね!?(現実でもほしいよね!)

各アトラクションではクリア時に報酬としてダルマ状のアイテム(僕は何故かマトリョーシカと呼んでいた!)が手に入る!
こいつを先述したタワーに規定数設置することで、探索に役立つ様々な施設が解放されるぞ!!

油断するな、ダルマを持って帰るまでが遠足だ。(高所から落下すると手放してしまうので、本当に怖い。)

むむ、後ろに何か気になるものが…。
もしもあなたがやりたい放題マンならば、相方に声をかけずにいきなり飛び降りたっていいだろう。自由奔放に行こうぜ!!

イベント&アトラクション

Big Walkには多種多様なアトラクションが目白押し!
その中からいくつかピックアップして紹介しよう。

・【音】

【音】は感覚を重視したアトラクションだ。

セパレートされた5つの小部屋があり、Aサイドで流れている音を通信室にて口頭で伝え、Bサイドで対応する位置に同じ音のパネルをはめるというもの。

実際に口で音を再現しても楽しいし、「エルフの女性が誰も居ない湖のほとりで肩に小鳥を乗せて弾いているハープの音(実際に言った)」という風に表現してもいい。

「ャイャイャイャイャイ!!!!」とか言って「んふっw了解!」みたいになるのが楽しいぜ…。

・【やかん小部屋】

対極的に、【やかん小部屋】はロジックで解くのが気持ち良いアトラクションだ。

Aサイド、Bサイド、そして間にある小部屋を使ったアトラクションで、ギミックを作動させるとAサイド側の壁に2種類のパネルで作られた図形が表示される。
その図形を小部屋に置かれた6つのやかんで表現して、部屋を出て扉を閉めることで、Bサイド側から小部屋にアクセスできるようになる。
Bサイドのプレイヤーは小部屋内の情報から図形を推察し、Bサイド側の壁に2種類のパネルをはめ込んで再現することでクリアとなる。

ライアーゲームに出てきそうな施設だ…。

以下はこのアトラクション攻略の一例なので、核心に触れる部分をネタバレ対策にスポイラーで隠しておく。

僕はことで表現することにした。

部屋に入ったらこれがあるのが面白いし、それを見て図形を復号しているのも面白すぎる。

と、まだまだ出来ることはあったと思う。

ていうかこの小部屋じゃねえか。

要は与えられた情報を小部屋内で表現できるように可逆的に変換しよう!という課題で、やれることが多くて個人的にお気に入りのアトラクションだ。
他のプレイヤーが攻略している様子も見てみたくなる。

・変わり種のアトラクション群

いや、詳しくは言わないけど…プレイした人なら分かると思う。
あるよね?変わり種のアトラクション群が。

ほとんどのアトラクションは頭を使うものなんだけど、一部単純作業を繰り返すものや、ゲーム性が一切ないものがある。
そういったものには応用編がなく単独のアトラクションになっているので、意図して変わり種のものを作っているんだと思う。水増し的な意味もあるだろうけれど。

【往復】は意味がなさすぎてジワジワくるし、【カウントダウン】なんて本当にゲーム性が一切ないけれど、作動させた瞬間にどういう体験をさせたいのか理解できて笑っちゃった。【探し物】は許さん!!

ゲームとしてはカスだけど、Big Walkの世界にあることで成立する変わり種アトラクション群…。話題にすることの楽しさを含めて、このゲームらしい魅力があって好きだ。

やはりパズルや謎解きというよりは、飽くまでも協力アドベンチャーとしての体験を重視しているんだな、と思う。

チケット情報

半永久パスポートがなんと2,300円!!!!!!!!!

個人的には2人分買ったとしても満足できるゲームだったので、一緒にプレイしたい人にギフトするのもよいでしょう。

まとめ

現時点では今年の個人的マルチプレイゲーム大賞です。

メリハリの効いた退屈しない時間が過ごせる素晴らしいゲームだった。実際、僕はゲーム開始からクリアまで12時間ぶっ続けでプレイしたけれど、ずっと楽しかったので。
人と遊ぶことに魅力を感じるすべての方にプレイしてほしい。

ひと夏の思い出をありがとう!!
そして、共に遊んでくれた友人に改めて感謝を。

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