Bat to the Heavens

試行錯誤の楽しさよ

バットでぶっ飛び天国を目指すパズルプラットフォーマー。
主人公の少女はジャンプやダッシュが出来ない。でも、バットが振れる。そこに両手があるから。

ゲーム序盤で手に入るバットで床や壁をぶん殴って上へ上へ、空へ天へと進んでいく。
これだけ見ると変な苦行系登山ゲームみたいだけれど、本当にしっかりと”プラットフォーマー”しているんスよ…。

Celesteのような良質なプラットフォーマーでありながら、Getting Over Itのような変則的な挙動を理解し、制御する部分もある1
眼前の壁を乗り越える方法を導き出すパズルのような面が強く、そこがおもしろい。

主人公の通常移動速度はひじょ~~~~に遅い。
が、慣れてくると、Celesteの慣性をつけてぶっ飛ぶテクニックを使いまくる感じで移動できる。上手い人みたいで楽しいね。

バット周りの挙動以外にも細かいテクニックが多数あって、プレイしていく内に気付き、自然と手に馴染んでいく。
”知識アンロック”、良いよね……。

空中でバットを振ると少し移動できるので、連打するとトゥーンアニメとかの「空中で泳ごうとして頑張って進む」みたいな感じでかわいい。

というかこのゲームビジュアルが良すぎる。
挫けそうな時はいつも主人公のかわいさに救われた。ありがとう。

難易度は結構高いけれど、操作面に関しては”閃き”で割となんとでもなるように感じた。というか、想定されているアクションで抜けようとした場合の操作難度はそれほど高くないのだと思う。
「ここ難しすぎじゃない?」と思った時は色々試してみよう。試行錯誤がこのゲームの面白さなので。
ムキになって(これ絶対間違ってるわ)ってやり方でゴリ押して雄叫びを上げるのも楽しいけど。
操作が上手い・アイデア力に長ける人は想定解を見つけずとも独自の方法で先へ進んでいける部分も多いと思う。

中盤以降はチェックポイント間が長い部分も多くなってくるが、そういったステージは”理解”することで安定して高速で進められるようになっていると感じた。
失敗を繰り返して成長が感じられるのは非常に気持ちが良い。

洗練されたゲームデザインに加え、独自要素による尖った面白さもある素晴らしい作品だった。
これまでにゲームで培ってきた経験の集大成でクリアしたという実感と気持ち良さがある。全てのゲームに感謝。

プラットフォーマーが好きな方には是非プレイしてもらいたい。

  1. Getting Over It未プレイなので知らんが…。 ↩︎

みつハウスをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む